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2019年10月8日

プノンペン「ナガワールド」運営のナガコープ、ゲーミング粗収益が9か月で前年比20%増

カンボジア・プノンペンの「ナガワールド・リゾーツ」を運営する「ナガコープ」は2019年1~9月期の9か月間のゲーミング粗収益が前年比20%増、ゲーミング純利益は29%増であったことを報告しました。

ナガコープのこの成長を牽引しているのは、訪問客の3分の1以上を占めている中国人訪問客であるといわれています。
中国人の訪問客はさらに増加しており、同年1~7月期におけるカンボジアの外国人訪問客数は前年比11%増の380万人で、そのうちの中国人訪問客が37%増で150万人を超えました。

2017年11月には「ナガ2」をオープンし、ナガコープの収益はさらに右肩上がり。今後は中国~カンボジア間のアクセスが良くなることで、2025年までに500万人の中国人観光客がカンボジアを訪れるようになるとも言われており、さらなる成長が見込まれています。

プノンペン唯一のIRを運営するナガコープ 長崎のIR誘致に関心

ナガコープは、カンボジアの首都であるプノンペンで唯一のIR施設である「ナガワールド」を運営してしているIR事業者です。
1995年から2065年までの70年間にわたるカジノライセンスを取得し、2035年までプノンペン半径200キロメートルにおいてIRの独占運営権を持っています。
2017年には「ナガワールド」に隣接する「ナガ2」がオープン。総売り上げを増やし、さらに「ナガ3」の建設計画を発表するなど、さらなる拡大を目指しています。

また、ナガコープは日本のIR参入に関しても、現在有力なIR候補地とされる長崎県佐世保市への関心を明らかにしています。
6月に佐世保市で開かれたIRセミナーでは、この日唯一大型IRを運営している事業者として登壇。プレゼンテーションでは、これまでに展開してきた事業や今後の構想として、地域活性化や雇用拡大などのメリットについて積極的にアピールしました。

長崎県では10月1日には各事業者からIRコンセプト募集を開始し、「九州・長崎IR基本構想」をもとに早い段階から事業者との相互理解を深め、2024開業を目指す方針を明らかにしています。

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