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2021年5月25日

ラスベガスでマスク着用規定が緩和、カジノ100%収容も可能に

アメリカ・ネバダ州では5月13日、カジノがマスク着用に関する方針を独自に決定できるようになりました。

これはCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の「完全にワクチン接種を受けた人は屋外・屋内でのマスク着用やソーシャルディスタンスは必要ない」という最新ガイドラインに沿ったNGCG(ネバダ州賭博管理委員会)の決議ですが、カジノによってはCDCが定めたガイドラインよりも厳しいマスク規定を設けている場合もあります。

ウィン・リゾーツ社ではワクチン接種後のマスク着用不要に

ラスベガスで大型カジノホテルを運営するウィン・リゾーツ社は、この最新ガイダンスに従いウィン ラスベガスとアンコール アット ウィン ラスベガスで「ワクチン接種が完了したゲストと従業員はマスク不要」と規定を更新しました。

予防接種を受けていないゲストは、引き続きマスクを着用する必要があるとしています。

ウィン・リゾーツでは、1月に大学病院と提携してアンコールの敷地内にワクチン接種所を開設、毎週Covid-19検査を受けるかワクチン接種を従業員に義務付けた結果、大半の従業員がワクチン接種を完了したと発表しています。

ウィン・リゾーツは従業員の88%がワクチン接種を受けたことから、5月3日にはラスベガスで初めて収容人数100%での営業許可を受け、テーブルゲームやスロットマシンなどからプレキシガラスも取り外されました。

ラスベガスの収容規制緩和に関する過去記事はこちら

ラスベガスでは5月より規制緩和、完全回復へ

NGCGでは、ラスベガスでカジノを運営する各社の従業員ワクチン接種率に準じて、5月よりソーシャルディスタンスの撤廃と収容人数100%での営業を徐々に許可しています。

5月12日にはMGMリゾーツ インターナショナルが、従業員のワクチン接種が80%に達したことから、ストリップ地区ホテル内にあるカジノフロアのソーシャルディスタンス解除と占有率を80%から100%への緩和を決定。
(レストラン、プールなどその他のエリアでは現行の占有率80%とソーシャルディスタンスを継続)

また、シーザーズエンターテインメントも同日、ラスベガスの9つの施設すべてのカジノフロアでソーシャルディスタンスを維持することなく完全な占有状態に戻ることを、NGCGより承認されたと発表しています。

シーザーズでは、従業員は喫煙・飲食以外では常にマスクの着用、ワクチン接種が完了したゲストはプールエリアに着席時のみマスクを外しても構わないとしています。

スティーブ・シソラック ネバダ州知事は、6月4日を目途にさらなる規制緩和を目指すと表明しており、カジノをはじめとするラスベガスの経済的回復が期待されます。

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