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2021年6月23日

シンガポールで規制緩和、カジノ収容人数も50%へ引き上げ

シンガポール保健省は6月14日、新型コロナウイルス感染拡大防止のための規制を順次緩和することを発表しました。
この発表を受け、リゾート・ワールド・セントーサとマリーナ・ベイ・サンズの2件のカジノリゾートでも、感染防止措置が緩和されています。

シンガポール国内では規制緩和のフェーズを2段階に分けており、まずは第1段階として6月14日からカジノを含む各事業の収容人数上限の引き上げ、ライブやスポーツイベントの再開を許可。今後の第2段階では飲食店での食事や室内におけるマスク着用なしでの運動なども解禁される予定です。

シンガポールのカジノリゾートは収容人数の制限緩和へ

一時期は新型コロナウイルス感染拡大を抑え込んでいたシンガポールでしたが、変異株を含む再拡大を受け5月16日より対策を強化。
グループでの行動を2人までに制限、店内での飲食禁止、公共施設などの収容人数を25%までとしていましたが、6月14日の緩和で収容可能人数は50%へ引き上げられ、ホテル宿泊の人数制限やイベント規模なども拡大されることが決定しました。

それに伴い、セントーサ島に位置するリゾート・ワールド・セントーサは、アトラクションやホテルなど、ほとんどの施設について25%から50%の収容率で運営することを発表。
ベイフロントアベニューのマリーナ・ベイ・サンズも、カジノでのゲームテーブルに座る人数を2人までとする制限を撤廃しました。

マリーナ・ベイ・サンズでは、5月に2名のカジノディーラーが新型コロナウイルスに感染していたことが判明。
大規模な消毒作業を実施し、2日間営業を停止しました。
営業再開後、約7,500人の従業員と800人の請負業者に対して検査を実施、全員の陰性結果が出た2週間後の規制緩和となりました。

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シンガポール政府は次の規制緩和に慎重な姿勢

6月21日から予定していた2段階目の緩和では、グループでの行動可能人数も5人に引き上げ予定でしたが、国内では未だクラスターとなりえる感染事例が複数確認されているため、引き続き2人までの制限維持が決定。
飲食店内での食事のほか、フィットネスクラブなど屋内でのマスクなしの運動についても、2人までのグループに限り許可されるとのことです。

また、飲食店やスポーツジムなど、マスクを着用しない顧客と接するスタッフには14日ごとの定期的な抗原検査を義務付けるため、検査体制が整う7月中旬頃までは、現在の感染拡大防止対策を継続する見込みです。

カジノにおいても現在は「他の人との距離を1メートル以上保つこと」「飲食または喫煙時を除いたマスクの着用義務」が課されており、今後も感染予防のための厳格なチェック体制を維持しながら営業が行われる予定です。

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